2009年10月6日火曜日

グッとくるもの




日本人には昔から自然を愛でる感性があると言われることがある。

高校生の頃、海沿いの通学路を自転車ではしっていると、夕日に向かって手を合わせているおばあさんをたまに見かけることがありました。オレンジ色の中にくっきり浮かんだその姿がとても印象的っだたので、その後大学の頃には夕焼けの新宿駅南口でもその光景を、ふいに思い出したこともありました。

戦争や環境、金融などの世界的に横たわるややこしい問題の種は自然を愛でる感性からは、なかなか生まれにくいんじゃないかなぁと思ってみたり。

まもなく葉が色づき落ちる秋が来ます。

2009年10月4日日曜日

このまま海を見ていよう



森で生まれた彼は、海にあこがれていた。
どうせなら、そこより先に陸地のない、ドンつきまで行ってやろうと森を出た。

途中見ようと思えば海を見るチャンスはいくらもあったが、そこの景色がどうしても見たかったので目をつぶってさらに勇ましく南へ駆けていった。

疲れた体を引きずるようにたどり着いた、半島の先端で見た初めての海は、キラキラ光るおおきなうねりが寄せていた。
森では一番の彼は、そのうねりにはじめて自分より大きな力を感じ、ずっとここにいようと決めた。

2009年10月2日金曜日

空の下



「森は海を海は森を恋いながら悠久よりの愛紡ぎゆく」


以前ラジオで、生態系豊かな海を保つため、山に木を植えている漁師がいる。というのを聞きました。
その人たちのことがこの本に書かれていました。

海が汚れたとか、魚が減った、昔と変わったというような声を聞くことがあるけど、目に見える海の変化だけ言ってもしょうがないような気がしていました。

大事なのは海の変化は海だけでなく森や山も関係してるって言うことだそうです、昔習ったはずだけど今知るとさらに実感です。

正しいバランスの森の葉が落ちて土に恵を与え、そこに海からやってきたくもが雨を落とす。そして珈琲のようにドリップされた養分のある水は川を流れ、海に出る。そのおいしい水は魚や海も生き物がみんなで味わい、海は栄える。また海は雲をつくる。その間に人は暮らしているということ。

自分も循環の只中にいるんだってことをこの本が教えてくれました。
世の中には見えていない関係がきっとたくさん、たくさんあるんだろうと思います。

2009年10月1日木曜日

彼らの音



ロスのフリーマーケットでやっていた、おじいさんたちのジャズバンド。
サックスの人はメロディアスなソロの間、たまに吹くのをやめて空を見て演奏に浸ったりしていた。ギターの人はちょっとよろけながらバッキングしていたけど、それも含めて音も雰囲気もきまっていて素敵だった。

年寄りになっても何か演奏を続けていたいなぁと思わせてくれた。

DOG



ロス郊外、昼下がりのハイウェイで隣になった赤いピックアップトラック。
おじさんは眠そうに運転してたけど、犬は誇らしげに風をうけていてかっこよかった。

2009年9月23日水曜日

California



何年か前、友人のU君とサンフランシスコからロスまでレンタカーだけ借りて、2週間ほど旅したことがあった。忘れられない思い出や出会いの連続ですばらしい時間でした。このところ旅をテーマにした小説を読んでいると、またどこかへ行きたい衝動にかられます。

ロスを目指してサンタバーバラを出発した早朝、朝日がフロントガラスの潮を照らしていた情景が忘れられません。

2009年9月22日火曜日

トタンは美し




サンフランシスコから太平洋沿いの一号線を南に2時間半くらい走ったら、夕方前にモントレーという小さい港町に着いた。適当にモーテルをおさえて港のほうに行くと、雰囲気のある木の桟橋があったので先まで行ってみようということになった。先端に行くと漁師のおじさんたちがこの倉庫の中で加工のような仕事をしていたようだった。

港や漁師のいる海沿いの景色や雰囲気は日本でも、アメリカでも、スペインでもどこか共通したものがある気がします。その土地の風にあたって変化したトタンにはストーリーが出ているような気がするので僕はトタンが好きです。