2012年9月3日月曜日

おばさんのトマト


太海の港を歩いていたら、おばさんが海を見て座っていた。
「鈴なりにはならなかったけど、甘いのョ」と愛くるしい笑顔で言っていた。
立ち話を10分くらいして「またね!」と別れると、おばさんは慣れた様子でトントンと軽快に急な岩場を降りていった。

2012年8月27日月曜日

昨日の波乗り



朝に夕に波乗り三昧だった。幸せ。

2012年8月20日月曜日

テーブルの花

カフェで働いている友だちは、自分の店に花をもって出勤する。
彼女のお母さんは自宅の庭で花を育てるのが好きなようで、出勤前に庭先のものを摘んでいくのだという。

花をいけたらお客さんと話が弾むことが増えたし、仕事中にも自分のいけた花がそこにあるというのが気分がいい。お客さんがひいて少し時間に余裕が出て、店内をかるく掃除したり整えたりする時にはテーブルの上の花は必ず最後に整えるのがとても大事な時間だと言っていた。

彼女は今の店を卒業して、近々新しい家に引っ越し、自分の作るスイーツを色々な人とたのしめるような参加型の工房を作りたいといっていた。

新しい生活にもきっと花が飾られるはず。
そしてまた、そこに来る人とも会話が弾んで、どうか素敵な時間をたくさんの人と楽しんでほしい。

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もしこの世の中に、風にゆれる「花」がなかったら、人の心はもっともっと、荒んでいたかもしれない。
もしこの世の中に「色」がなかったら、人々の人生観まで変わっていたかもしれない。
                           ------- 中原淳一「美しく生きる」より              





2012年8月12日日曜日

聞こえたい


先週のある日の朝、千倉の道端に車を停めたら、ハイビスカスのような花が咲いていた。そのあと同じく千倉のKさんの家におじゃましたところ、そこの庭にも咲いていた。
Kさんは「昨日は咲いていなかったなぁ。」とつぶやいた。

この花から、ラッパのように音が出たらどんな音がするだろう。
小さい音だけど、エコーのきいた、遠くまで聞こえそうな明るい音だといい。


2012年7月26日木曜日

浜へ涼みに

昨日は休日で、一日中暑かった。
昼過ぎ頃、少し雲が出てきたが、それでも吸い込む息は重たく感じられる熱さだった。
家の前の浜に行くことにした。

娘は生まれてはじめて海の水に足をつけた。
濡れた砂の感触に慣れない様子で、足をつけると口を尖らせて眉間にしわを寄せた。
小さい波がくるぶしの上をかすめると、いよいよ泣きはじめてしまった。祖父に連れられて初めて海に行った僕もどうやらそうだったらしい。

磯で蟹探しをした後、娘と妻は先に家に戻った。
その後は、ひとりで沖に浮かぶブイあたりまで泳いで、しばらくの間大の字になって水面を漂った。

この時間が昔からたまらなく好きだ。耳は水につかっているから音は聞こえないし、空しか見えない。少し頭をうしろに反ると逆さまの島が見える。


初夏のうす曇り


2012年7月25日水曜日

ドントウォーリー


洒落のきいたプリントのTシャツを見かけるとつい買ってしまう悪い癖がある。

これは学生のころ東京の古着屋で買ったもの。吊り下げられたシャツを気ままに次々スライドしているうちに文字が飛び込んできた。いわずもがな、「じぁあ、まいっか。問題ない」。文字の通り読んで、その能天気さにくすっと笑ってしまったのを覚えてる。当時レゲエも好きで聞いていた時期だったので、妙に気に入った。
サイズもピッタリで、肌触りも悪くない。

そういえば初めて那須に行った時もこれを着ていたっけ。
夏の那須野が原のドライブは風のない静かな日で、雨がさらさらと降っていた。

dad&mamという名前の森の中にあるレストランで食事をした。店を出ると日が差して葉がまぶしく光っていた。木立の奥から吹いていた風は本当に透きとおっていて、Tシャツの袖を抜ける風が実に心地よかった。

黒磯のカフェに向う道ではたしかレヨナのSea shoreナツメロなどをかけていた。
偶然が重なって、思いもしないタイミングで咲いた花のような一日。信号待ちで、時間は止まらないものかと始めて思った。

ああいう一日があって本当によかったと思う。