このところの風呂上がりは新しい姿勢の稽古の時間。うつ伏せで少しの間背筋運動のような格好をさせる。ハイハイに向けての体力準備のようなもの。無理に長くはやらせないが、これが大変健気で、危うくもあり、また頼もしくもあり、どこか勉強になる雰囲気を持っている。
ゆらゆらと頭を天井に向けて、黒目がちの瞳にある小さな二つの星が壁の一点を見つめている。
そのすがたは愛くるしくも新しい物事をなんでもこなしてしまうような、可能性や虚心坦懐な力強さのようにも思える。
この春から僕が新しい仕事をはじめた。はじめてのことに戸惑うことも多いが、一日の終わりに少し元気がもらえて嬉しい。