2009年9月23日水曜日

California



何年か前、友人のU君とサンフランシスコからロスまでレンタカーだけ借りて、2週間ほど旅したことがあった。忘れられない思い出や出会いの連続ですばらしい時間でした。このところ旅をテーマにした小説を読んでいると、またどこかへ行きたい衝動にかられます。

ロスを目指してサンタバーバラを出発した早朝、朝日がフロントガラスの潮を照らしていた情景が忘れられません。

2009年9月22日火曜日

トタンは美し




サンフランシスコから太平洋沿いの一号線を南に2時間半くらい走ったら、夕方前にモントレーという小さい港町に着いた。適当にモーテルをおさえて港のほうに行くと、雰囲気のある木の桟橋があったので先まで行ってみようということになった。先端に行くと漁師のおじさんたちがこの倉庫の中で加工のような仕事をしていたようだった。

港や漁師のいる海沿いの景色や雰囲気は日本でも、アメリカでも、スペインでもどこか共通したものがある気がします。その土地の風にあたって変化したトタンにはストーリーが出ているような気がするので僕はトタンが好きです。

2009年9月16日水曜日

jacquesの記憶



人類で始めて素潜りにより水深100メートルを超えたジャックマイヨール。
イルカという存在に深く影響を受け、人類とイルカの間になった唯一の男。

5年前、僕は友人から借りたジャックの本を読み、彼はどんな人だったんだろうと強く思いました。そして調べると、彼は館山に縁があり、暮らしていた時期があったということを知りました。

ジャックが僕の故郷を気に入っていた事に驚き、当時住んでいた埼玉から休みのたびに彼のことを知る人に話を聞きにいくようになりました。その影響で故郷の見え方が変わり始めたと同時に、新しい出会いが広がり始めました。

ジャックは今から15年ほど前、館山でチンクエチェントに乗っていた時期があったといいます。僕は家の前の国道で、小学生ながらたまに通るかっこいい車や初めての車を見るのが大好きだった。そうしているうちに何度か、チンクエチェントに乗った初老のフランス人のような人が肩をすくめてニコッとしてくれていたことを最近思い出しました。彼はしばしば僕の住む町にも来ていたそうです。

人違いでもいいのですが、ジャックだったらいいなぁと思っています。

このところまた、ジャックの生き方が気になっています。

2009年9月6日日曜日

アフリカからのたより




海外からの手紙が届くと、うれしい気持ちになることがあります。

この間、近所でやっている美術展にいった時、アフリカの子供たちが描いた絵が何枚も壁に貼られていました。
美術展が今まで絵の送られてきたところへ寄付をしてきたそうで、そのお礼の意味を込めて送られてきたのだそうです。

絵の入った封筒が海を越えてきたと思うと、絵を描いた子が普段見ている風景はどんな様子なんだろうなどと、いろいろ思いをめぐらせました。