2010年12月13日月曜日

山頂にて



午前10時過ぎ、車力道ルートを進み晴天のあたたかい鋸山山頂に着いた僕らは、コーヒーをいれて2時間以上話をした。その間、目の前にはゆっくりとトンビが旋回しながら飛んでいた。

一緒に登ったのは、博多出身の友人で彼とは7年近く前に沖縄のドミトリーを訪れた時、一日一緒になったのが縁。

振り返ると、初めて会った時はたくさん話しはしなかったけど、なんだかんだで2年に一度くらいのペースで顔をあわせ「久しぶりの気がしないよな」なんてことを毎回言っている。毎回会う理由は同じではなくて、お互いの興味を持つこと、取り組むことの延長がいつも重なっているのが面白いし嬉しい。

今回僕らが会ったのは、「山登り」の世界だった。彼は山登りを通して様々なインスピレーションを受けることを楽しんでいて、一方僕はいわゆる登山が趣味と言うわけではないけど、身近にある安房の山や自然をボディーワーク的に感じたいと思っている。そんな動機が重なり山頂でのコーヒーとなった。

頂上では鋸山の景色や、仕事、写真や美術、サーフィン、スケートボード、沖縄のこと、街の事など、、色々な話をした。

中でも印象的だったのが、「山は、どういうわけかすれ違う人と挨拶をしたくなるんよ。」
彼の言葉を聞いて、山を下った後の明日からの生活でもそんな心持でいたいと思った。

ありがとう、一緒にまた、房総の山を歩こう。