2010年2月14日日曜日

つながる石



館山近郊の南西向きの海岸からは、たいてい大島を望むことができます。

86年の三原山噴火はこちら側からよく見えていたそうですが、僕は2歳のころ。思い出そうとしても出てこないのです。

溶岩流を生で見たいと思っていた僕は、ハワイ島のカラパナで海に大量の湯気を噴きながら落ちる溶岩を見て敵いっこない自然の営みを感じました。

それ以来、カラパナで見たような火山の力がすぐ近くの大島にあるような気がしています。大島とハワイ島は火山信仰という共通項で姉妹関係があり、クムフラの方も大島へ来たこともあるそう。

今日は大島に行ってきた友人Kさんにお土産の溶岩石をもらいました。棚に飾った溶岩からは、静かに自然の力を感じることができます。

おみやげありがとう!

fan



房州うちわは高校のころに買って以来好きです。

よく知りたいと思い実際に作っている方を訪ねました。
美しいうちわには、伝統工芸の抱える後継者不足や、現代的な涼の取り方による需要低下などの背景があることを知りました。

一本のうちわができるまでに、約25工程の繊細な作業を必要とする房州うちわは、無駄の無いシンプルな構造になっていて、うちわの中でも独特の美しさがあると思います。

写真は展示で日焼けしてしまったうちわ。安く譲ってくださいと頼むと、「処分しようか迷っていたもんだから、使ってもらえばうちわも喜ぶよ。」といただきました。

一本一本が大事なうちわ。大事に使っていこうと思います。

冬はブランケット、夏はうちわ。シンプルに暖や涼をとるかたち。