2009年5月13日水曜日

おくりびと の原作

のなかにあった「イメージ」についての興味深い一節を紹介します。

いろいろな物事は、「最初にイメージありき」というスタンスで成り立っていて、私たちはほとんど気づかないまま、自分の描くイメージで行動している。

例えばあのお店の店員さんのイメージがいいからと、足繁く通ってみたり、イメージに合ったと思ってやってみるが、あとで違ったなぁと思ったり、賭け事などに夢中になるのも勝ったときのイメージが浮かんでくるから懲りずにまた、ということも。
京都に行きたいから京都行きの切符を買う、でたらめでたまたま京都に着くなんてことはなかなかない。
イメージは人間の行動に深くかかわっていて、対象が同じでもそれに対するイメージは人それぞれ。
だからひとりひとり結果や成り行きが変わってくる。
イメージは行き先(結論)のこと。行き先が最初にあるからこそ、行き方が決まる。


イメージは直感に近いものだと思っていた部分もありましたが、ちゃんとに練ったイメージはより価値のあるものだと思いました。
しっかりイメージする事、そうすればどうすればいいか必ず見える。直感の中には本当に望むものとは違ったものに反応して、ずれてしまっているかもしれない。自分が何が実現したいか求めてる事は何か、そういうことをイメージするのって本当に大事だと思います。

だからイメージをしっかり練った人は強いんだと思うし、素敵で共感を受ける事を自然とやってのけるような気がします。