しかし、ちょっと前までは生活に必要な布は買ってくるというより「自分で作る」ことが多かったという。それらは地布と書いて「じんの」と読む。
フリーペーパー0470-では、白浜海洋美術館を開設した柳夫妻が40年ほど前に収集した「じんの」を、縞帳として保存する活動を行うあわコットンクラブさんとの共催で、この11月から東京・千葉の全3箇所で縞帳を巡回展示することになった。
どこかの誰かが作った材料を、どこかの誰かが形にしたものを買うことが主流の昨今、じんのに染み込んだ一つ前の暮らしの息づかいに思いをはせるのもわるくない。
おっかあが、家族のために庭先の植物から糸を紡ぎ、夜なべして織った布たちの表情は、明るくおおらかで、美しい!
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会期中は0470-cafe&galleryの他、トークイベントやワークショップもあります。
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