2010年11月20日土曜日

町のまんなか



山を降りて向かったのは、黒磯の町。
当初の目的地である町のカフェや、古道具、服屋、本屋、ギャラリー、、
と、予てからのリストも楽しく回りましたが、それ以外に旅の途中で目的地に加わった、餃子「たから」というおばちゃんが一人でやっている素敵な店がありました。

この店は、前日の夜バールトタンでマスターから教えてもらったのです。

僕らはカウンターで田舎の町や、そこに暮らすことなんかを話していました。話の間で黒磯の町の持つ、カフェとは違った一面を知りたくなった僕は「昔からやっている、町の食堂みたいな、この町の普段着の人が行くようなお店ってないですか?」なんてことを聞いたところ、「餃子は絶品で、食べた後つい食器を片付けたくなるいいお店だよ。」と教えてくれたのが「たから」でした。

機会があれば実際に行ってみてほしいので細かくは書きませんが、シャキッとしたおばちゃんがパリッと焼く餃子はほんとにうまい! 

印象的だったのが、餃子をつくるおばちゃんと地元のお客さんがしていた「この天気じゃ上のほうはシグレてるねぇ」という会話。僕らは山の帰りだったのでしっくり来ましたが、どうやらこの町の人たちは標高の高いほうを「上」、町のほうを「下」と呼んでいるようです。町の普段着な会話や餃子のスープとともに気分も温まる感じがしました。

やはり「現地調達」は、旅を何倍も楽しくしてくれますね!

ps.マスター、例の頼み方で注文して、ついつい食器を片付けて来ましたよ。教えてくれてありがとうございました!また、遊びに行きまぁす。