2012年6月28日木曜日

食堂


いつかの夕陽


ベビーカーのひさしは少し短い。座面からプラプラと気ままに丸を描く足は、本格的な夏の日差しになる前だけれど割とすぐに日焼けをする。それもまたよいと思うけれど、散歩はやっぱり少し日が傾いたくらいの頃が風も気持ちがいい。
浜には2メーターくらいの遊歩道を兼ね備えた防波堤がある。そこを直接登るにはベビーカーにはとても急で難しい。だから30メーターくらい遠回りをして、水溜りができるようなごつごつした緩やかな坂を歩いて遊歩道に出る。自由に歩けるようになったら、堤防を駆け上がってみて欲しい。そうしたら、光る夕日が目に飛び込んでくるぞ。

2012年6月24日日曜日

マイ沖箱



見覚えのあった沖箱のこと。この前の休日に祖父が「あったぞ」と一言。
それを聞いてすごく安心した。やはり家の倉庫の奥のほうにしまってあったという。
「たしか30年くらい前に竹岡の知り合いから貰ったような気が・・」と、祖父も定かでないけれど、それでも家の前の海で釣りをするのに使ったことがあるようだった。沖箱の中には、前の持ち主のハイライトに巻きつけた釣り糸や釣具、祖父の書いた黒鯛やイシモチを釣るための仕掛けのメモが入っていた。

今日は、サンドカフェに沖箱をもって行き、紐を通していただいた。クロスの留め具がレザーというのが洒落ていてすごく気に入った。マスター、ありがとうございました!

さて、次はどう使うか。あんなのもいいなぁこんなのもいいなぁと、考え中。

2012年6月14日木曜日

路次白花


2012年6月13日水曜日

沖箱展



先日のこと。友人と波乗りをした後、サンドカフェに沖箱の展示を見に行ってきた。

「沖箱」とはかつて漁具として当たり前のように使われていた木箱。
沖箱も房州うちわ同様、おそらくプラスチック製品の台頭がある意味を持った民具だろう。

船という限られたスペースの中で細かい道具をちゃんと収納できる実用性や、船上のイスとして適度な高さに作られた機能性、緊急時には浮きにもなったという密閉性などを兼ね備えた、気のきいた道具。「デザイン」というより「意匠」という言葉を連想させる佇まい。そんなところに魅力を感じた。

この展示はそんな沖箱のもつ「実用」と「趣」と「房州の民芸性」を、新しい様々な用途を提案しながら粋に紹介していた。

この箱が「沖箱」というものだとは知らなかったのだけれど、手にとって見ていると、どこかで見たような気がした。記憶に間違いがなければ、実家の倉庫だったはず。

僕は漁を生業にしているわけでもないけれど、もし家に沖箱があったら、僕も自分なりにこれを使おうと思った。なんというか、この土地(主に海を向いていた人)に続いてきた営みに参加したいと思ったからだ。



2012年6月8日金曜日

梅乃家




先日、竹岡のウメノヤに行ってきた。前に行ったのは小学校の終わりくらいだったと思う。
そのときは、お腹が一杯になってしまって普通盛が全部食べられなかった記憶がある。

前を通りかかると、たいていは行列が出来ているこの店。辺りにはスープのいい匂いが漂っていて、後ろの車に余裕のあるときはスピードを緩めて窓を開けて、その匂いを車内に入れるのが楽しみだったりする。

今回も、行列だった。「ご注文は?」と聞かれるやいなや一緒に行った父親が「大盛り・ヤクミ・二つ」と言った。お店のおばさんは「はーい」といってすぐに調理場に戻った。とてもテンポ良くやり取りが流れたので「大盛り大丈夫か、俺。」と思って席に着いた。

目の前に出されたラーメンは、案の定すごい量だった。久しぶりに食べた味に一通り喜んだ後からは、減らない麺との戦いだった。降参宣言とともに、合席した女性とつい笑いあってしまった。

こんどは普通盛りにするよ。

2012年6月7日木曜日

海苔で


トランスパレントをつくってみたけれど、風が吹いてすぐにちぎれてしまった。やっぱり本物に限る。笑