先月、稲毛海岸の SHI TSU RAI で行われた「じんの展」。
会場の隅にこっそり沖箱を展示してみた。
四次元ボックス、オキバコ |
上段は、ある童謡の歌詞をイメージして。下段は展示につながりのある本をセレクト。 移動ミュージアム&ライブラリーに。 |
かつての生活では当たり前だった自家製の手織り布を、時を越えて人々にその美しさや背景を見てもらおうというじんの展。沖箱もまた、現代の漁ではほとんど使われていないツールボックス。
じんのと沖箱には共通した魅力を感じる。
会場に来ていた中年の女性が、「まるで老人と海のような雰囲気ね」と言ったので、中から文庫本を取りだして渡した。
青い月夜の浜辺には親を探して鳴く鳥が波の国から生まれ出る濡れた翼の銀の色夜鳴く鳥の悲しさは親をたずねて海こえて月夜の国へ消えてゆく銀のつばさの浜千鳥