2012年7月25日水曜日

ドントウォーリー


洒落のきいたプリントのTシャツを見かけるとつい買ってしまう悪い癖がある。

これは学生のころ東京の古着屋で買ったもの。吊り下げられたシャツを気ままに次々スライドしているうちに文字が飛び込んできた。いわずもがな、「じぁあ、まいっか。問題ない」。文字の通り読んで、その能天気さにくすっと笑ってしまったのを覚えてる。当時レゲエも好きで聞いていた時期だったので、妙に気に入った。
サイズもピッタリで、肌触りも悪くない。

そういえば初めて那須に行った時もこれを着ていたっけ。
夏の那須野が原のドライブは風のない静かな日で、雨がさらさらと降っていた。

dad&mamという名前の森の中にあるレストランで食事をした。店を出ると日が差して葉がまぶしく光っていた。木立の奥から吹いていた風は本当に透きとおっていて、Tシャツの袖を抜ける風が実に心地よかった。

黒磯のカフェに向う道ではたしかレヨナのSea shoreナツメロなどをかけていた。
偶然が重なって、思いもしないタイミングで咲いた花のような一日。信号待ちで、時間は止まらないものかと始めて思った。

ああいう一日があって本当によかったと思う。