2010年6月2日水曜日

our folklore

以前益子で民芸に触れた時におもったこと。「地元ならどんな民芸になるんだろ?きっと海や漁具にまつわるものかも」。



前々から良いと聞いていた、白浜海洋美術館に行ってきた。
ここはある夫妻が白浜に訪れた際に、一着の漁師が着る半纏との出会いに魅せられ、その後蒐集した海の工芸美術品を展示した私設美術館。

館内にはかつて使われていた漁具や、漁師の暮らしを支えていたものがたくさんあった。
それらには、手作りの温かみや、漁への祈り、暮らしを楽しむ粋なジョークも表現されていた。無骨でいて、しっかり機能をはたす漁師の民具たち。 石油由来の材料に変わる前のものたちには、使い手の愛情が一段と感じられます。 ある漁師が彫った「浜のおっかぁ」はおすすめ。

ここにあったんだ、僕らの民芸が。