2011年5月27日金曜日

市電ノスタルジア



ある陶芸家さんと東三河の豊橋という街について話をしていた時にこんな事を言っていた。
「夜の市電の明かりは、ゆっくり動いて、まるでそこだけがタイムスリップしているかのように見えるんだ。」

市電と共存した豊橋の路上に慣れていない僕のようなビジターは、ゆっくりと不意に現れる市電の気配に驚かされる時がある。

でもなぜかそれを許せてしまうのは、彼が腰の曲がったお年寄りにも似た穏やかな雰囲気を持っているからだろうか。