2013年8月31日土曜日

ツバメ

木綿のハンカチーフは、いい曲だと思う。僕の生まれるまえのヒットソングだろうけれど、近い世代でも好きだという人もいる。あれはきっと、時はすぎても「都会」と「此処」と「はなればれ」みたいなテーマや経験をもつ人が多いからだろう。

僕の中では、離れた場所を思うという意味では山﨑まさよしの「ツバメ」という曲の方が好きだ。学生の一人暮らしをはじめたあたりから、生活のなかや実家に戻った時に前の浜でよく聞いたり口ずさんだり爪弾いたりした。
その後何年かしてスペインを旅行した時、海辺のミハスという町でバスを降りて泊まった。夕方に浜辺で横になって水平線を眺めていたら、自然とツバメを口ずさんでいたことがある。
ツバメの歌詞は「霞のむこうに新宿が見える」からはじまる。

2013年8月11日日曜日

夏の傍観

ここ数年は夏の大型連休は、仕事の最盛期を過ごしている。

花火をする若者が賑わう海岸をひとり歩いてきて、腰をおろしたのは外れの川べり。

川の向こう岸には、合宿にきたと思しき高校生くらいの団体がバットを素振りしたり四股をふんだりしている。リゾートムードの演出をねらう景観整備の思惑がすべっているようで、愉快。