2012年3月27日火曜日

海と関係を持っていたい。


昨年波乗りをしたのは2度だけだった。生活リズムの変化が一番の要因だったけれど、放射能の海水汚染の可能性も考えた節もあっての回数となった。2度のうちの片方は、大多喜の珈琲工房「抱」さんで0470-のイベントをやった日だった。イベントのテーマは写真家・飯田裕子さんに太平洋の島々の文化や民俗を語っていただくといった内容だった。幼い頃から海を見ながら育ったせいか、僕はこの半島に太平洋的な文化をどことなく感じている。イベントで話される内容が、波待ちしているはるか沖に存在しているということを実感したくて、早起きして御宿の海岸で1時間ちょっとの波乗りをした。

今年になってやっと春の日差しを感じ始めたここ数日は、朝海を見るたびに波乗りの衝動が胸の中で控えめに芽生えている。しかし、去年の回数が少なかったせいか、同時に心身がなまっているのも実感している。単なるジムナスティックじゃない運動がしたい。ひょっとすると、波乗りはやっぱり僕に必要なことなのかもしれないと思った。

去年は、海で亡くなった人も沢山いた。今でも海水の危険性の度合いに関しては、個人的にはなかなか断言できないと捉えているけれど、回数を考えるなどして、バランスをとりながら少しでも海と関係を持っていたいと思っている。

去年から、妙に海辺の祠が目に付く。あれは、海と暮らしてきた僕たちの証と言えないか。

2012年3月12日月曜日

夕ぐれ