
ハワイには古くから自然に沿った独自の価値観や文化が深く流れていたのだけれど、1779年の英国の探検家が来航したことを契機に、ハワイの文化は抑圧されていく。1959年に米国の州になるとフラは禁止され、文化衰退に大きな拍車がかかった。それは本来の文化をとりもどす運動の始まりでもあった。
学生のころ、家の近くの古本屋でたまたま見かけて買った、ナショナルジオグラフィックのハワイ特集号。
読んでみるとそれまで抱いていたハワイへのイメージは、がらっと変わりました。
この本はハワイ先住民の人たちに、消えて行きつつある文化や、それを取り戻すための取り組みがインタビューされています。
久しぶりに読み返したのですが、感動しました。
やっぱり一般的に流れているハワイのイメージや情報は、本来のハワイの姿とはかけ離れているところも多い気がする。
ハワイに伝わる伝統的な考えや行いからは、自然と人の間にある美しい約束を感じます。