2010年1月31日日曜日

タンデム



バイクを持たない僕にとって、冬の風を切りながらの移動は新鮮な経験だった。

今日は、横浜に住む友人S君のバイクで、三芳のDEWさんから千倉-白浜-館山のコースをドライブしました。

1500CCの大きなエンジンの震えや音、花畑や磯の匂い、焼畑の炎の温かさを感じる道のりは、いつもと違った発見が沢山ありました。

少しでも新しい趣味の扉を開けるのは楽しく、スケートボーダー、釣人、サーファー、バイク乗り、ギター弾き、それぞれに世界の見方があるんだな。そんな風に趣味を通して景色を見ていくのも悪くない気がします。

アコースティックギターを弾くS君の姿にはギターへの愛が感じられて、よりきれいで繊細な音に聞こえてしまう。新しいバイクにも似たスタイルを感じた。彼はまたひとつよき相棒を見つけたようです。

どうもありがとう!

2010年1月27日水曜日

ドライブ



今日は久しぶりに館山のカフェgrass-bに行ってきた。ここで一休みをして平砂浦の砂山から、洲崎神社へと2時間弱の小さなドライブをしようと家を出た。
落ち着いた山の中にあるgrass-bは屋内に多くのハーブが植えられ、コーヒーもおいしいので、リラックスして本など読むのにもとてもいいのです。

海外の旅先で、そこが知っている日本の風景や雰囲気に似ているなと感じる場面があります。
平砂浦から洲崎の一帯は、ハワイ島のコナあたりに行ったときに似た印象をすごく受けたところ。
大地の広さはハワイの方が勝っているのですが、人の営みよりも自然の割合が多いところや、時間の流れ方、遠くに見える、大島や富士山の眺めにみる雄大さ。そんな自然の雰囲気が似ている気がします。

やっぱり近くにある自然が大事ですね。

2010年1月25日月曜日

漂着




昨日の朝は沖ノ島へ。
風も無く、よく晴れた冬の朝は、空も海もとても深く鮮やかな青色をしています。
ここはいつも水がきれいで清清しいっ!

何日か前に沖ノ島にくじらが流れ着いたという話でしたが、昨日はもう埋葬された後のようで、いませんでした。
このくじらの話を聞いて思い出したのが、こんな記憶。
小学生のころ家の前の浜に息絶えたイルカが流れ着いていて、近所の友達で穴を掘って埋めたことがありました。重たいイルカを押していると、初老の男性が歩いてきて、君たちやさしい子達だねみたいな事を言い残して去っていきました。

浜辺には思いがけない漂着物や出会いがありますね。だから好きです。

2010年1月24日日曜日

horne cafe



千倉駅からデイズギャラリーを通り越して高家神社の入り口を右に入ると、左手にアパートがあります。その二階にあるのがオルネカフェ。オルネの焼き菓子やパンは手作りでおいしい。スコーンは特におすすめです。
おいしさの理由は丁寧に、ひとつずつ、ちゃんと作っているから。食べればすぐわかると思います。

先日ここで金継ぎのワークショップがあり参加しました。金継ぎは陶磁器など、割れたり欠けたりしたものを漆でつなぎ、金や銀で上化粧して直すもので、茶の湯では継いだ部分を景色とよび、その美しさを楽しんだりするそうです。

今あるものを直して使うのは愛着も沸くし、長く使っていきたくなる気がしました。
金継ぎは、だめになったら捨てる。じゃなくて、直せばいいじゃん。という気持ちから生まれたんじゃないでしょうか。また、なおしたら「すてきじゃん」ということで今日につながっているのかな?とも思います。

仕上げは講師の方がやってくださり、今は到着を待っています。

2010年1月20日水曜日

きほんの き




この前、こちらに移住を検討してた友達に、「移住はそこで作られてきた時間とこれからの一員になることだよ」とある方が言っていました。僕自身も地元ということの意味を考えるきっかけになりました。
場所のローカルじゃなくて、場所と時間のネイティブという自覚が大事なように思います。

前に読んだ本のなかに、「木はそこの過去に根を張って、未来に枝葉を伸ばしている」というような内容がありました。印象的だったのでたまに思い出します。

木から教わることも多そうです、人も近しい周囲や場所とかかわりながら生きていくのが大事な気がします。木と気持ち。

2010年1月17日日曜日

folk



手軽に移動できて、電気を用いずに楽しめる楽器は、場の雰囲気とともに楽しむことができる。

いわゆるアンプラグドのスタイルは、野点のように「場所」にとても関係している気がします。
せっかくだから、演奏して楽しそうなところに行ってみるのがいいと思う。


こういう特徴と精神性が各地のフォークミュージックを作ってきたと思う。
天気がよく暖かいときは外に出て弾いてみよう!

ギャビーのrabbit island music festivalは、しっかり土地に根付いた音が、ハワイの空に溶けて行く感じが最高!そのうちこのあたりの島で集まってギター弾きたいなぁ

2010年1月13日水曜日

つじつまの温暖化



たとえば地球温暖化など、大きく深く堂々と横たわる問題の正解を導くことは僕にはできません。
でも実際どうなってるの?と良心でもって判断することは大事だと思っています。

そういう意味でこの映画は面白いと思いました。

続編はこちら、全8編です。 

温暖化が地球のご都合でおきているなら、もっとも温暖化してるのは人の頭のような気がします。熱をもっちゃってカラ回っているような。
人は額に手を当てて、一息ついて冷静になるのがいいような気もします。

2010年1月6日水曜日

注意ぶかく

「生きる」 谷川俊太郎 

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬がほえるということ
いま地球がまわっているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

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拒んでだけでは、文句や批判になっちゃう事もある。受け入れた上で前向きにうまく拒みたいものです。

2010年1月4日月曜日

父と子




親子で磯場に遊ぶ風景、お父さんと子供が同じくらい張りきっていて、なんだかいい雰囲気でした。
親は子を見て昔の記憶を、子は親の背中を見て将来を見るのでしょうか?

子供のころ、岩をひっくり返してカニをとりまくって遊んでいたことを思い出しました。

2010年1月2日土曜日

初日の出



明けましておめでとうございます。
元旦はとても気持ちのよい風景で始まりました。

仕事が終わったのが日の出まであと3時間のころ、移動して千倉漁港の人の少ない埋立に車を止めました。少しだけ欠けた月が夜を明るく照らしています。車の後部をフラットにして、日の出までギターを弾いていました。

明るくなると、いつもは釣人と漁師しかいない堤防に多くの人が海のほうに向かってまっすぐに並んでいます。
車の上に出て月を見ながら日の出を待っていると、後頭部がふわっと暖かくなり、堤防から歓声が上がりました。振り返ると雲間からたくさんの光の筋が出て、金色に光る太陽が姿を現しました。

太陽が出たとたん、海水面は濃紺から冴えた青色に変わり、さらに冷たそうに見えましたが、顔に受ける太陽からの確かな暖かさのおかげで水面の景色は不思議な印象になりました。

防波堤の人並みの上にも自分の上にも、いつもとかわりなく小魚を追いかける沢山のカモメが飛び回っていました。

今年も目の前にある自然を大事に。 みんなよい年になりますように!