2010年2月24日水曜日

愛される山

伊予ヶ岳登山道入り口にある神社は大きくはないけれど、近所の人たちの心を感じます。
掃除の行き届いた洗面所には質素だけれど椿と水仙がかわいらしく飾ってあり、お賽銭箱の横には、登山者の人と近所の人をつなぐノートがおかれていました。登山者への無事を祈るシンプルな手書きのメッセージが印象的で、清清しく登山道に入ることができました。



これは近所の学校に通う生徒のメッセージでしょうか。

ノートからは山へ登る人、そこに暮らす人の気持ちが伝わってきます。
山を介して人と人がつながる、素敵ですね。うれしい気分になりました!

あの岩へ



小学校のころ父親の車でドライブしていた時、窓に吸い付くようにして見上げた不思議にそそり立つ岩をたたえた山。前を通るたび昔の記憶が蘇る、憧れの伊予ヶ岳に今日、登らせてもらいました。




ふもとの神社の境内からつづくハイキングコースはきれいに整備され、一時間弱で頂につくことができました。道端に茂る植物も生き生きとしていて、山全体に明るいイメージを感じました。
頂の付近では急な岩肌に垂れるロープや鎖をよじ登る楽しさがあります。

突き出た岩に飛び移った人がいるという逸話?や天狗の言い伝えがあることから、あの岩を近くで見てみたいとずっと思っていました。いざ目の前にすると飛び移るなんてとても無理そう。岩にまつわる不思議な魅力と、すがすがしい空気の素敵な山です。

途中一人のおじいさんとすれ違いました、足の運動にと登った帰りだそう。御歳80歳、時間を聞かれ答えると「ありゃ、お昼にしなきゃあ。」とスタスタ下っていきました。足は丈夫そうです。