2010年11月17日水曜日

那須の山で思ったこと。



房総は葉が色づき始めた頃ですが、先週末に訪れた黒磯や那須のそれは、ほぼ終わりの頃でした。
僕にとって黒磯と那須は訪れるたびに新しいことの起こる不思議で心地の良い場所です。

今回はいつものように好きなカフェや人に会いに行く以外に山方面に足を伸ばしました。
街道を登り、町を一望できるあたりよりさらに上、人気がなくなり、澄んだ空気がさらに透明になり始めるあたりで車を降りました。

ほんの少し降り始めた雪と、大きな山の所々に残る色づいた葉っぱの光景がずいぶんと美しく感じ、もしここに住むとしたら、あるいは生まれたとしたら、きっと海で気分をリセットするように、このあたりにきっと来るにちがいないな。なんて事をおもいました。

少し下った街道沿いにある山のカフェで頼んだ森のブレンドを飲みながら、さっきの場所で降った雪や雨も、コーヒーのように、たくさんの落ち葉に浸透しその養分が川となって麓の町にドリップされていく。と思うと、さらに下って町へ行くのが楽しみになりました。