2013年7月22日月曜日

カフェのギター

館山の海岸通り沿いにあるカフェに、僕のギターが置いてある。2年程前にいつものようにお茶を飲みに行った時に、音楽好きな店主との話の中で、お客さんにも楽器を触る人がいるだろうと思って置いてきた。 と言っても理由はそれがすべてじゃなくて、当時新しいギターを買ったので、使わないで部屋に寝かせておくのが可哀想だったというのもあった。
実をいうと、カフェのギターは高校の頃、使われていない部室で発見した。その部屋はかつて存在したギター部の部屋だった。あつい埃を被ったギターケースの中にあって、ボディの内部が一箇所剥がれていた。壊れたギターを部員が置いて卒業したのだろう。家に持って帰って、ペグを付け替え。ボディの内側はボンドで直して使いはじめた。

先週の休みに仕事の待ち合わせで久しぶりにその店に行った。開店すこし前に着いたので店内に入れてもらい、話をしながらギターを触った。たまに使うお客さんもいるようだが、弦はけっこう錆びていた。

チューニングがまばらに低くなっていたので、オープンGにして開店時間までの少しの間弾いた。窓を開けっ放しにしていたので、店内に心地よい風が通った。オープンGの音色がやけに似合っていた。