2013年9月23日月曜日

アイルランド・石に刻まれた記憶

昨日は久留里ミュージアムへ、楽しみにしていた展示を見にいった。

先史時代からのアイルランドの巨石に刻まれた彫刻の拓本展。3000年ほど前の古いものには、渦巻や直線が組み合わさった土着的な図柄がみられた。その形は縄文土器や、アイヌの刺繍、ハワイのオヘカパラや、唐草模様にも似ていた。図柄は躍動に満ちていて、特に渦巻きや、葉っぱの細胞のような図柄は、粘り気のある生き物のように動いて見え、心拍数が上がるような気分がした。大きなものは横4メーター、縦1.5メーターほどのものがあって壮観だった。

土着的な図柄をベースに年代に伴って、バイキングやキリスト教文化の図柄も混ざっていく。どれも美しかった。

今朝、仕事中に勝浦の信号待ちで海に台風のウネリが届きはじめているのが見えた。きれいな波頭は生きものみたいだった。