2010年3月29日月曜日

leaf fan



散歩中に見つけた、付け根の枝から折れていた葉っぱ。
うちわの様に扇いでみると、いい風が漂いました。

ネイチャーメイドの房州うちわです。 

イマジン



今を、現代を、どう歩むのがいいのかな?
なんてようなのを、時々思うことって大事な気がしてます。

清志郎は亡くなったけどこの映像を見ていると、生きてる人はみんな今人(いまじん)なんだと思えてきます。 明るく明るく、いきたいゼ。

2010年3月26日金曜日

shaker



楽器を弾くのって、どこか特別で小難しそうでなことのように思ったりするのだけど、ウッドシェーカーやマラカスなどは、振れば誰でも音を鳴らすことができる。コードもなければ調律もない。そのくせ小刻みにタイトな音を出したりルーズにしたり、やり方によってはいろいろなニュアンスを出すこともできる。

スピーカーからの曲にあわせたり、何人かでたのしく演奏したい楽器。シンプルなところが好きです。

海でも、落ちてるものですぐに作ることができます。

缶と砂利さえあればよし!

2010年3月24日水曜日

おぉ ラジオ



ふいにつけたカーラジオ。その日の特集は、「身近にあったうれしい話」という内容でした。

何年も前、投稿者がある田舎町に越して間もない頃の話。

通勤のためバスのシートに座っていると一人のおばあさんが乗車してきた。それまで席を譲る事をしたことがなかったので、躊躇しながらもやっとそのおばあさんに声をかけ、席を譲ってみた。譲ったあとは、たわいもない会話が弾み、よい時間が流れた。おばあさんは別れ際、投稿者におおよその住所を聞いて降りていった。

それから数日後、投稿者が休みの日に外の掃除をしていると、黄色い花をもってあのおばあさんがやってきた。「ご近所なのでこれからもよろしくね」という言葉を添えて。

そして投稿者はその町が好きになったという話。

2010年3月22日月曜日

children's eye



以前ある整骨院を営む先生がこんなことを言っていて、印象的でした。
「児童文学はこどもだけのじゃなくて、大人の心身のバランスにもいい影響があるとおもうんだ」。

絵本などは僕も好きで、古本屋などで気に入った絵本があるとつい買ってしまったりということがあります。

絵本など小人向けに書かれたものは、少ない文字で平易に書かれた内容が、たくさん想像を喚起してくれるようで、読んだあとはどこか気分がスッキリします。また文章から作者のこどもに対する思いやりが感じれるもの魅力的。

最近、こども向けに書かれた短編集を読みました。
「南の島のティオ」の主人公は、ティオ少年。
彼の住む島で起こる不思議な出来事たちがおもしろい。純粋で好奇心のあるティオのまなざしは、見習うとこたくさん!物語ではバナナがよく出てきます。

2010年3月18日木曜日

津辺野山

房総の山をひとつひとつ丁寧に歩く、安房ハイキングクラブ。
今回の山歩きは、「つべのやま」。



町から見えるこの山の斜面は、幼いころから木が一本もなく別世界のように削られているのだけれど、今回は削られていない山の裏側にある細い道から登ってみようと出発しました。



ここはルートの整備がされていない山で、以前に登ったハイカーがつけたガイドテープと人の通った跡を見出だしていく登り方。
行く手をふさぐ倒木や、ケモノの匂い、サルの群れ、ヌタ場というイノシシの泥浴びをする場所など、湿っぽさの強い自然を味わうことができました。



削られていない側もまた、別世界のように草木は黙々と力強く命をつないでいました。

2010年3月17日水曜日

発酵力



今年も発酵の里・神崎町、酒蔵祭りへ。
寺田本家とその周辺が会場で、去年の1日に2万人の来場を超える人が集まった。

それにしてもなぜ、こんなにお客さんが集まっちゃうんだろう?

と、イベントの終りころにあたりのを見回していたら、B4サイズの紙をたくさん持った寺田さんがやってきた。「一緒に歌おうよ」と渡してくれたその紙には、みんなが知っているような曲たちの歌詞が印刷されていた。

僕らにその紙を渡した後も、たくさんの賑わいの中で一人一人にその紙を配ってる姿からは、来てくれた人たちに楽しんで帰ってもらいたい、一緒に楽しみたい。という気持ちが感じられました。

寺田さんの言う、自然界の微生物たちが営む、発酵の力ってのはこういうことなんだなと思い、最後にはたくさんの人が段に上がって歌を歌いました。

だから、人が集まっちゃうんだ! 

寺田さんの著書 発酵道がもとになった映画だそうです。
映画 降りてゆく生き方

2010年3月13日土曜日

瀬戸内



数年前、友人と直島へ出かけた。
沖縄、カリフォルニアへの旅と同じで、二人共通で気になっていた場所。

家プロジェクトやジェームズタレルの体験型作品はやわらかい光や闇がとても印象的だった。

港に近いスナックの居ぬきのような素泊まり宿に泊まり、そこで知り合った友人と港でお酒を飲んだり花火をして、夜の海を泳いだ。


旅をしているときは、ただでさえ面白いものを探すアンテナの感度が高くなっているから、そこで体験するものは余計に感動や驚きを与えてくれるんだと思います。

僕の住む地域にも瀬戸内と似たような風景が沢山あり、桟橋を見かけるとその先に黄色いカボチャが浮かんでくるときがあります。

今年の瀬戸内国際芸術祭も面白そう!

2010年3月12日金曜日

fishing



魚釣りに精通している人の話は面白い。

魚の癖や、食べ方、海底の地形や潮を読んだりなど、釣りにはいろんなジャンルや知恵が詰まっている気がします。

小さいころ、なかなか釣れないので、すぐ竿を置いてサッカーやっちゃったけど、またやってみるのもいいかもな。

2010年3月11日木曜日

まるで、エイリアン。




冬の寒さの残りと、春の入り口が混ざる時間。
毎年このころに曇り空からあったかい日差しを感じると、スイッチを押したようにさわやかで切ない気分になる時間がある。突然のことなので、はれた天気と気分の折り合いのつきにくさが、なぜか心地よい時間。

昨日はその日だった。
いつもと違ったのは、音楽があったこと。
カーラジオから流れてきたのは、キリンジの「エイリアンズ」。歌詞とメロディのおかげで別世界を走っていたような気分になった。

3年前に行った那須でも、ドライブしていたら似た時があった、あれはたしか夏のころ。

2010年3月8日月曜日

bamboo



川沿いや、ちょっとした丘にわさわさ生えている女竹(メダケ)、これはうちわの材料。この竹を必要な長さに刈り取り皮をむき、途中から64本に裂いて柄と骨組みが一体になったものに扇の面を貼っていくとうちわの完成。

小学校のころ、友達と築いた秘密基地は、メダケの壁に守られ、侵入者を寄せ付けなかったっけ。
たしかフォルクローレの音色が印象的な魅力を持つ笛、ケーナもこの竹からつくるものだった気がします。

その繁殖力の強さから、しばしば害として捉えられることもありますが、愛すべき植物、レディバンブー。

2010年3月3日水曜日

富山

伊予ヶ岳の頂上から西側を見渡すと、目の前に2つの峰をもつ山が海を背にでんと佇んでいる。

今日はこの「とみさん」に行ってきました。木々の間に身をおくと、その光景の中には沢山の智恵があることに気づきます。



何人かで山に入り自然が内包する現象やリズム、山に人が残した物たちについての話を聞きながらの歩みは、一人では味わえない世界の濃さを感じることができました。現代は特に、山など自然に入って自分の位置を確認するのって大事なように思います。



頂上付近にあった杉、腕をひとひらに伸ばして胸をくっつけても円周の3分の1くらい。大きいですね!
高いとこから変わるもの変わらないものをじっと見てきたはず。
樹皮は湿り気のある、苔まじりのいい匂いがしました。

Da kine sound



ハワイ独自のギタースタイル・「スラッキー(slack-key)ギター」は、外国人が持ち込み置いていったギターをハワイの人たちが生活の中で触り始め、徐々にその多様な音が鳴り始めたといいます。
そんな成り立ちなのでかつては調弦音も家ごとや個人ごとで違っていたそう。

写真の人はハワイの西洋化で消え行くオリジナルなスラッキーギターを表現したギャビーパヒヌイ。


僕の好きなエピソードに「彼の裏庭」がある。
奔放で放浪的な性格のギャビーは、家の裏庭に集まる友人たちとよく演奏を楽しみ、それが後に大きくなっていくスラッキーシーンのもととなった。
なんてことない普通の庭に人が集まってきて、ごく自然と必然的に大きな歯車が動いていく感じが好きです。人や思いをつなぐ場所、それがギャビーん家の裏庭だったんだと思います。

「本当は椰子の木陰で作曲したいんだけど、自分の部屋の上に何階もあるんじゃこまっちゃうよ。」
ふるさとの環境とよき日々を思う彼の気持ちがわかる一言、共感してしまう。

Da kineは that kind のハワイ訛りといわれる俗語。訳すと「あの感じ。」ハワイの人々の心の記憶に流れる懐かしさのような感覚のことだと思います。