2012年10月22日月曜日
ゆりかごのうた
つい先ほど、娘を寝かしつけていた時のこと。
読んでいた絵本のなかに「ゆりかごのうた」が出てきたので、妻がそれを歌った。
このうたは今のように自分で走り回れるようになる前、よく歌ってきかせていた。
妻の歌を聴いている娘の口は少しずつへの字になって、しだいに瞼は涙で潤み始めた。
ほっぺはうっすらと動いていて、どうやら泣きたいのを我慢しているふうだった。
ひょっとしたら、前にきかされていた頃の事を懐かしんでいるんじゃないか?と妻と話した。
どういう心境か分からないけど、いつもの泣くときの雰囲気とまったく違って、その表情はどこか内側から湧き出るものに向き合うような印象で、僕自身も心情をくすぐられるものがあった。
娘が生まれて一年半。僕たち親の感じる一年半と、彼女の感じる一年半はまるで違うはず。
心身ともにすごいスピードで変化する自分を本人はどう感じているんだろう。
もし、さっきの表情が、娘に「なつかしさ」のような感情が芽生えた証拠だとしたら、それはすごくかけがえのないことだと思った。
2012年10月18日木曜日
じんの -房州縞帳巡回展-
しかし、ちょっと前までは生活に必要な布は買ってくるというより「自分で作る」ことが多かったという。それらは地布と書いて「じんの」と読む。
フリーペーパー0470-では、白浜海洋美術館を開設した柳夫妻が40年ほど前に収集した「じんの」を、縞帳として保存する活動を行うあわコットンクラブさんとの共催で、この11月から東京・千葉の全3箇所で縞帳を巡回展示することになった。
どこかの誰かが作った材料を、どこかの誰かが形にしたものを買うことが主流の昨今、じんのに染み込んだ一つ前の暮らしの息づかいに思いをはせるのもわるくない。
おっかあが、家族のために庭先の植物から糸を紡ぎ、夜なべして織った布たちの表情は、明るくおおらかで、美しい!
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会期中は0470-cafe&galleryの他、トークイベントやワークショップもあります。
日時・会場など詳細はこちら!
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2012年10月11日木曜日
2012年10月10日水曜日
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