2010年2月14日日曜日

fan



房州うちわは高校のころに買って以来好きです。

よく知りたいと思い実際に作っている方を訪ねました。
美しいうちわには、伝統工芸の抱える後継者不足や、現代的な涼の取り方による需要低下などの背景があることを知りました。

一本のうちわができるまでに、約25工程の繊細な作業を必要とする房州うちわは、無駄の無いシンプルな構造になっていて、うちわの中でも独特の美しさがあると思います。

写真は展示で日焼けしてしまったうちわ。安く譲ってくださいと頼むと、「処分しようか迷っていたもんだから、使ってもらえばうちわも喜ぶよ。」といただきました。

一本一本が大事なうちわ。大事に使っていこうと思います。

冬はブランケット、夏はうちわ。シンプルに暖や涼をとるかたち。