2010年4月29日木曜日

風のたより



「一度外に出ることで、故郷の良さに気づく」ってよく言うけれど、そういうのってあると思います。

埼玉や東京あたりで過ごしていた学生のころ、そこで出会ったり触れるものが刺激的で楽しかったのと同時に、故郷を思うようになりました。当時何気なく使っていた房州うちわは、次第に故郷を思い起こさせる道具になりました。

都会の夏に房州うちわを扇ぐと故郷の海沿に吹く風が来たようで、涼しさが違うような気になったのを思い出します。